先週の土曜日、6月3日に東名高速の用賀から御殿場を往復で走行しました。同日に首都高も走行したのですが、首都高ではHondaSensingを使用していません。なので、東名高速の用賀から御殿場の走行でHondaSensingを使用した感想を書きます。優れた機能であることは既に分かっているので、今回はネガティヴなことを中心に書きます。
最大の欠点は「眠くなる」
改めてHondaSensingとはどんな機能かと考えると、クルマの運転の中でアクセルとブレーキ、ハンドルの判断と操作を補助してくれる、運転補助機能だと思います。
クルマの運転の中で
- 前方の認知と判断
- アクセル操作
- ブレーキ操作
- ハンドル操作
をクルマに任せてしまうわけです。能動的な作業をこれだけ任せてしまうと、自分がするべきことはとても減ります。運転を補助してくれる機能なので当然です。その結果、何が起こったかというと、眠気が襲ってきました。安全運転のための補助機能が、安全運転の障害である眠気を誘うという皮肉な結果でした。裏返せばそれだけ安心感のある性能だとも言えると思います。
遅いクルマが現れると不快
合流車線からの合流で速度が遅いクルマが急に現れたり、極端に遅く走行してるクルマが前方にいると強めのエンジンブレーキをかけてくれます。この時の減速Gが不快です。車間を維持するために必要な減速なので仕方ないです。
そんなときはシステム任せにせず、自分で操作すれば良いだけです。合流車線にクルマが見えれば合流のタイミングと速度を予想して、自車の速度を調整したり車線を変えたりと、当たり前のことを前もってしておけば良いだけです。
古い白線を誤認してしまう
舗装工事や道幅拡張工事などで古い車線が見えるレベルで残っていると、誤認して車線逸脱警告を受けます。「大丈夫だよ〜」とツッコミながら運転するしかないです。
このレベルで古い車線が残っていると、ほぼ100%誤認しました。
結局は補助機能
大きく3点を欠点として挙げました。欠点はありますが使えば楽できる機能であることは間違いありません。道具は使い方次第です。道路状況や体調など諸々の条件から判断して、適切に、依存しすぎずに使うことが大切だと、改めて感じました。