父親が考えたこと

育児中サラリーマンが考え、試していることの記録

離乳食は楽しく食べたい

土日は11カ月の娘に離乳食を食べさせる役目を担っています。最近は食卓の上にあるものに興味をもって、食べている途中で椅子に立ち上がってしまいます。気が散ってしまうとそれ以降は食べ続けるのが難しくなります。

しかし、この土日でちょっとした気づきを得ました。それは、気を散らしてしまう娘に問題があるのではなく、自分の対応に問題があるということに気が付いたことです。

食べることに集中しなくなったり、手づかみやスプーンで食べ物を飛ばしてしまう娘に対して、頭では仕方ないと思っていても、がっかり・げんなりした気持ちが結構強く、顔や声に出てしまっていることに気が付きました。

正直なところ、その気持ちを出さなくするのは困難だと思います。しかし親の表情や声色を敏感に感じ取るのが子供だと思います。親が不機嫌であれば子も不機嫌になり、ますます集中力を欠くのでしょう。

対策として、無理やり楽しいふりをして、気持ちを抑えるのではなく声の調子や表情を積極的に作ることにしてみました。自分はそういう演技が得意ではないと思っており、積極的に楽しそうに演じたところでたいした演技にはなりません。でも、演じることで自分の気持ちも変わるし、子供へ与える印象も多少なりとも変わるようです。以前なら諦めていた最終盤での集中力低下後も、今日は気を取り直して食べてくれました。(もしかしたら父の努力を感じて気を使って食べてくれたのかも。)

それに気づけたのは、飽きてしまって食べるのをやめそうになっていた娘が、何かの拍子で笑い、笑いながら口を開けて一口食べてくれたときです。ご飯は楽しく食べたいのは大人も同じ。「食べさせる」という意識が強くなりすぎて「楽しい食事」というところを忘れてしまってました。