1991年のF1思い出話
今年もF1日本GPが開幕します。私がクルマを好きになり、モータスポーツを好きになり、乗用車ではホンダのクルマが好きになったきっかけは、小学4年の1991年に見始めたF1です。もちろん、テレビでの観戦です。
初めてF1の中継を見たのは1990年の日本グランプリ。セナプロの1コーナーでの接触や鈴木亜久里の日本人初表彰台が話題となったあのレースです。F1なんて中継を見るまで知らなかったのですが、1コーナーでのセナプロ接触は衝撃的でした。
その記憶がなんとなく残っていた1991年の春。新聞のテレビ欄の深夜帯にF1アメリカGPという文字列を見つけました。これは見なくてはならないと思い、ビデオの予約録画の仕方を母親に教えてもらいビデオ録画して見ました。そのレースはセナが2位以下を大きく引き離す独走レース。バトル的な面白さは少なかったように記憶していますが、ブラジルの情緒的なヒーローがホンダのエンジンを積んだマルボロカラーのマシンで見せた走りに魅せられ、すっかりF1の、ホンダの、セナのファンになりました。
その後も、録画失敗で見損ねることを挟みながら、シーズン終わりまで夢中になって見ました。その後も昨年までずっとF1中継は見ていました(フジテレビネクストは契約していないので今年は見ていない)が、1991年のレースが一番よく覚えている気がします。
特に印象深かったのは下記のレースです。
・アメリカGP:セナの独走勝利
・ブラジルGP:セナの母国初勝利←見逃した
・ドイツGP:セナとパトレーゼのバトル
・ベルギーGP:シューマッハのデビュー
・スペインGP:セナとマンセルのバトル
・日本GP:セナとマンセルのバトルと、ベルガーに譲った勝利
セナが年間王者になりましたが、それがセナの最後の年間王者になるとはこの時は思ってもいませんでした。
さて、毎年面白いレースになる鈴鹿での日本GP。今年はどんなレースが展開されるのか楽しみです。