父親が考えたこと

育児中サラリーマンが考え、試していることの記録

EF35-80mmを購入してEOS6Dで使用した

久しぶりにカメラのレンズを購入しました。購入したのはメルカリに出品されていた、EF35-80mm F4-5.6 USMというレンズ。2500円。状態は多少キズありとのことでしたが、新品のようにキレイで動作も問題なしでした。

 

 

レンズの紹介

発売は1992年。発売時価格2万6千円。フィルム時代のEOS kissの付属レンズとして発売されたらしいです。最近ではEF-S18-55mmやEF-M15-45mmやRF-S18-45mmに相当するレンズでしょうか。

重量は170g。EF-S18-55mmよりも軽く、手ブレ補正はなし。AFはUSM。静かなので多分リングUSM。

 

買った理由

フルサイズ対応のズームレンズが欲しかったから。

2020年1月、新型コロナの感染拡大直前のタイミングで買ったフルサイズ一眼レフのEOS 6Dですが、使えるレンズは

EF50mm F1.8 STM

EF40mm F2.8 STM

という単焦点レンズ2個しか持っていませんでした。そのためどこかに出かける時に持ち出すには不便で、外出時に持ち出したことはほぼありませんでした。さらに子供が大きくなり室内で日常的に撮ることが減ってしまい、この1年くらいは6Dを使うことがかなり少なくなってしまいました。10年以上前の発売とはいえ静止画の画質ではまだまだ見劣りしないのに使わないのはもったいないと感じていました。

しかし、EF24-105mmのような最近のレンズは大きいし、重さも500g超で、価格は5万円程度するので、いまさらなぁと感じていました。その金額を使うなら、さらに追加が必要ですがフルサイズミラーレスも検討したい。

そんな時に駐車場に車を停めたくてたまたま入った中古屋で4000円程度のEF28-80mm F3.5-5.6を見かけて、古いレンズで割り切って使うのも良いなと思い始めました。そして色々調べてるときにメルカリで2000円で出品されている本品を見つけました。

 

使っての感想

旅行の際に何回か使ってみて感じたのは、とにかく軽いこと。6Dにつけると、レンズの重さはほぼ感じません。上述の小型単焦点レンズと同じ感覚で使えます。6Dはフルサイズ一眼レフの中ではとても軽いモデルですが、その特徴を最大限活かせるように思います。

画質は比べようもないと思いますが、最新のフルサイズミラーレス(ボディは軽い)と標準ズーム(レンズは重い)の組み合わせよりも、手にした感触は良いのではないかと思います。

古い廉価版レンズとは言えUSMなので、AFの速度は充分でした。もちろん爆速ではありませんが、すっと合ってくれました。

フルサイズなので望遠端80mmを使った屋外撮影では、f5.6でもそれなりにボケてくれます。アウトフォーカスから画角中央にすっとフォーカスが合って、周囲がふんわりボケてくれてるので、撮影してて「おぉ!」と感じました。楽しかったです。

ただし、写り方はボンヤリしています。描写が甘いと言うのでしょう。なんとなくピントが少しズレているような。一眼レフの構造上、本当にピントがズレている可能性もあります。古くて安いレンズなので、オールドレンズ的な味だと割り切ってます。

 

感想まとめ

ズーム倍率が低くてF値も大きいですが、2000円でフルサイズ対応の標準ズームのオートフォーカスレンズを使えるようになったのは、物凄いお得感があります。画質は最新のレンズに劣りますが、軽量という性能では最新のレンズに圧勝というのが面白いです。お金をかけずに撮影を楽しむにはとても良い買い物だったと思います。

まだ試してないですが、AFが遅くて迷うEOS M3との組み合わせはどうなるか興味が湧いてきました。レンズ側のUSMによるAFの速さと、カメラ側の像面位相差(コントラスト方式併用)によるAF精度の高さが組み合わさったら面白いと思います。EF-Mよりは大きいですが、EF-Sよりは小さいレンズなのですから。